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Case19

Case19

医療現場の声を未来を担うシステムの開発につなぐ。
【電子カルテ】MI電子カルテシステム
さくらがわ地域医療センター

旧病院で導入した電子カルテを継続し医療システムを構築

当院は、「茨城県地域医療再生計画」に基づき、公立と民間を含めた3病院を再編統合し、2018年10月に新たに開院した公設民営(指定管理者制度による運営)の医療センターです。桜川市が整備し、民間の医療法人を指定管理者とした「指定管理者制度」による運営で、旧病院のスタッフが当院でそのまま活躍してくれています。現在の総職員数は非常勤の医師も含め約240名となります。

現在の医療システムは、旧病院で導入していたサンテックMI社の電子カルテを引き継いでいます。病院規模の拡大に伴い、使用する台数も増えたため、同じ製品を移設・増設する必要があり、同メーカーに依頼しました。

サンテックMI社の製品は旧病院のスタッフも使い慣れているため、新病院として開院後もスムーズに稼働できたことは良かったと思います。旧病院時代に、看護記録から電子化をおこない、電子カルテの大元になるオーダリングのシステムを導入しました。当院の開院半年前から紙カルテを電子カルテに移行し、10月開院と同時に、電子カルテシステム、看護支援システム、ピクトグラム、患者表示システムなど、一通りの電子化が完了しています。

意見交換の機会を持ち、現場ニーズに合わせて改善

サンテックMI社との付き合いは、旧病院での看護システム導入時から始まっています。導入当初はやはり使いにくさを感じる点もありましたが、現場の看護師の「こうしてもらいたい」という声をサンテックMI社が吸い上げ、改善につなげてくれました。医療現場の声を製品に反映し、進化させる。そういった過程を経ていますので、現在の看護支援システム、電子カルテシステムともに高く評価できると思います。まだまだ向上の余地はあると思いますが、大手にはないフットワークの軽さと迅速な対応力で、当院のニーズに合わせてカスタマイズしてくれるのがサンテックMI社の強みでもあるので、これからも大いに期待しています。

現在、当院では電子カルテを約180台、iPadを約20台導入しており、iPadは主に病棟で医師・看護師が活用しています。iPadにはさまざまな情報を集約しており、患者様のベットサイドで、温度版や採血データ、レントゲン、CT、MRI等の画像をタイムリーに参照できます。

また、院内は無線LANを導入しており、カートに載せた看護支援システムのノートパソコンで、電子カルテも画像参照用のシステムも操作可能。1台のPCでいつでもどこでも全ての業務が行えるため、スピーディーな医療提供、且つスタッフの業務負担軽減につながっています。

患者様と情報を共有するピクトグラムやナースコールも含めて一元化できているので、これからの課題としては、医師・看護師を中心にクリニカルパスを見直して効率化をさらに進めていきたいです。改善したい点や不足している点に関して、メーカーに意見を出し、ともに考えていけるのは良いですね。診療のためのシステム化に加え、業務改善の一環として看護師の勤務表自動作成、勤怠管理、物品在庫発注管理などをシステム化することで、業務の効率化を図っています。

当院の継続的な改善が多くの医療現場への応用につながることを期待

当院の医療システムについて、医療関係者から希望があった場合には、積極的に見学を受け入れています。質問をいただくことで、こちらが改善点に気づくきっかけになることも。医療機関とメーカーが情報共有することで双方にとってプラスを増やし、ひいては医療現場全体の質の向上に寄与できればと思います。

\ メーカーから一言 /

さくらがわ地域医療センター様には、MI電子カルテシステムだけではなく、すべての部門システムを一括で納入させていただきました。また診療部門だけではなく、業務系のソフトとして勤怠管理、勤務シフト、在庫管理、ピクトグラムなどのシステムも新たに開発し、使用していただいています。また、多くの病院様も見学に訪れています。MI電子カルテは、有床診療所、病院向け総合システムになります。従来の電子カルテシステムにWeb対応の病棟支援と検査・健診・リハビリ各部門ソフトが連携しています。長年の実績がある弊社だからできる、弊社開発済ソフトは無償で提供します。他社システム分とハード費、作業費、経費のみで、低価格で病院全体のシステム化が可能になります。



[メーカー]

サンテックMI株式会社

担当:中木
住所:〒323-0022栃木県小山市駅東通り2-13-13
小山シティビル3F
Tel.0285-39-7752 Fax.0285-39-7766
email:nakaki@suntec-mi.co.jp