プリンターの運用状況を考慮し、計画的に2機種の複合機を導入

生まれ育った町で開業したいと考え、2015年に大崎市古川で歯科クリニックをオープンしました。「いつまでも、おいしく食べる」が当クリニックのコンセプトです。私自身も食べることが大好きなので、歯の診療を通して、地元の方々がずっとおいしく食事を楽しめるよう貢献したいという思いがありました。

現在、診察室と受付にエプソン社のプリンターを設置しています。診察室には〈カラー複合機〉の「エコタンク搭載モデル（EW-M670FT/FTW）」、受付には〈モノクロ複合機〉の「ビジネスインクジェットLモデル（PXM381FL）」を導入しています。診察室と受付では利用目的が異なりますので、2機種のプリンターを使い分けることで、患者様の診療に必要な業務とスタッフの窓口業務が混在せず、スムーズに行えています。この2機種は大容量インクを採用したモデルなのでインク交換の手間が抑えられます。タッチパネルによる操作の容易さ、手間が少ないメンテナンス性の良さも利点でした。

患者様の診療への理解と信頼を深める環境が整い、スタッフ業務も大幅に効率化

当院では、歯の健康や口腔内の状態を調べるために唾液検査を行いますが、その検査結果を印刷して患者様にお渡しするために、診察室にはプリント・スキャンができる〈カラー複合機（EW-M670FT/FTW）〉を選びました。具体的な数字を示す検査結果を印刷してお渡しすることで、「この数字を減らせば歯周病や虫歯のリスクが下がります」ということを直感的にご理解いただけるので、患者様にご自身の口腔内の状況への関心を高めていただくには最も効果的かもしれません。後々は口腔内管理という点でも、患者様と経過を共有できるようにしていきたいと考えています。

また、疾患に関するオリジナル資料がお渡しできると、特殊な治療が必要な場合など、治療方針を説明した後にご自宅で資料を再度確認、検討していただけるので大変役立っています。カラープリントだから写真やグラフが見やすいですし、私が患者様に説明したことが反映された資料のため、「先生はこんな風に説明していたな」と紐づけてしっかり考えていただけるので、歯科医師と患者様の信頼関係を構築する上でも大切なことだと思っています。

受付の〈モノクロ複合機（PX-M381FL）〉はプリント・スキャンに加え、FAＸ機能を備えています。主にカルテや患者様へお渡しする明細書、領収書など、最低でも月2,400枚は印刷しています。開業当初に導入していたプリンターの入れ替えを検討する際、「プリント・スキャン・FAXの一本化」や「業務の効率化とコスト削減」ができることを考えた結果、エプソン社の製品（ビジネスインクジェットプリンター）という選択になりました。購入時に同梱されている容量インクで約35,000ページも印刷できるのはすごいですよね。その分、インク交換の頻度も少なく済みますが、プリンターの下部にインクパックを設置するだけで簡単にインクの補充ができるのはとても便利だと思います。

たくさん印刷しても1枚あたりにかかる価格が安く、低消費電力という点でもコストを抑えられるのでうれしいです。スタッフからは1枚目の印刷スピードが断然速くなり、その分患者様をお待たせしなくて済むと大変好評です。印刷品質（印字）についても線が鮮明で綺麗になったという声がありました。

また、保険証を複合機でスキャンすれば、レセコンとの連携により保険証情報が自動的に管理され、手入力する必要がなくなるので、受付業務の省力化にもつながっています。

モバイルプリンターを取り入れ、今後の往診に活かしたい

現在は週に1回、来院困難な方のために、必要に応じて往診を行っています。クリニックに帰ってからカルテを入力して、プリントして、というかたちでは、場合によっては会計も次回にまわすことが多くなってしまいます。

これが、往診先で入力や必要書類もプリントできれば、その日のうちに必要な業務が終わります。これからは、往診先で使えるモバイルプリンターは必須だと思います。往診先で使用するには、小さくて軽量、処理能力が高く、短時間で印刷できるエプソン社の製品を取り入れたいですね。

歯科も、患者様からの往診ニーズが非常に増えています。これからはもっと増えてくるでしょう。当クリニックのコンセプトにあるように「いつまでも、おいしく食べる」ことができれば、きっと元気でいられるはずです。もちろん高齢によって体力の低下など色々な不具合が生じるようになりますが、最後までおいしく食べられれば、急激な悪化等は防げるのではないかと思いますので、いくつになってもおいしく食べられることで、人生はすごく楽しいものになるのではないでしょうか。