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Case4

Case4

紙カルテの“表現力”とITの “管理力”で難題を解決。
【電子カルテ】カルテビューア 眼科向け
いとう眼科

このままでは紙カルテの山に押しつぶされる。IT化しか道はない

開業10年を迎えた当院は、大きな障壁と直面していました。増え続ける紙カルテの山に、倉庫だけでなく診療所全体が押しつぶされそうでした。患者様が受診されても、すぐにカルテが出てこないことも多くなり、限界に達していたと思います。電子カルテへ切り替えることも考えましたが、当時は適当なシステムがなく、また当院では、外部からお招きする先生のためにも、電子カルテの運用は難しいと考え、紙カルテの継続は必須条件でした。

そこで出逢ったのが「iカルテ」でした。紙カルテをデジタル化し、他の画像ファイリングシステム(興和社)との連携が可能。しかも、現行の紙カルテを継続したまま導入できる。まさにわが「いとう眼科」の現状にぴったりでした。

紙カルテをデジタル化導入・運用も簡単

外部からお招きする先生や職員にとって、慣れ親しんだ紙カルテとほとんど変わらない運用ができる、誰でも使いやすいことが、「iカルテ」の魅力です。過去の紙カルテもスキャンすればデジタル化できるので、デジタル化することにしました。その為、「もう紙カルテを探して時間を費やすことはない、診療に集中できる」と安心感がこみ上げました。

具体的な運用は、患者様が来院すると2次元バーコードが記録されたカルテ用紙を印刷します。カルテは、紙カルテの運用と同様に、検査室で検査結果を貼り付け、診察室で医師がその検査結果を見ながら、問診・診断・処置(手術)を行い、診察終了後、紙カルテに書かれたオーダー内容を見ながらレセプトコンピュータに入力。会計終了後、紙カルテをスキャンして取り込みます。

このように、「iカルテ」のカルテビューア機能と従来の紙カルテとでは、運用自体にはほとんど差異はありません。

紙カルテに、仕分のための2次元バーコードを印刷すること、最後にスキャナーでデータを取り込むだけで、紙カルテのデジタル化が簡単に実現できます。このシステムの導入で、診察に集中できる時間が増え、一方職員の労務は大幅に軽減されました。

医療ネットワークとの連携を視野にORCAを導入、機能を強化。

その後、患者様により充実した診療をご提供するためには、医療連携が急務との結論に至り、再びシステム強化に踏み切りました。

3年前に茨城県医師会が立ち上げた「いばらき安心ネット(iSN)」は、茨城県民に安心で安全な地域医療・介護環境を提供できるよう、患者様の診療情報やその他の医療情報について情報交換・共有するシステムです。参加医療機関も増加中で当院も名乗りを上げたわけです。この「iSN」は、日本医師会が開発・提供する「ORCA」のレセプト情報との連携に実績があることがわかり、「iSN」参加と同時にレセプトコンピュータも「ORCA」に入れ替えました。

眼科は、眼科だけの仕事をしている訳ではありません。あくまでも患者様の全体を診て、より良い予後の実現を目指すのが使命です。意外に思われるかも知れませんが、内科や整形外科、脳神経外科などとの連携も少なくありません。最近も、視覚異常を訴えて来られた患者様との世間話から、その方が以前に脳外科手術を受けられたことがわかり、脳腫瘍の再検査を受けられるようお勧めして事なきを得たことがありました。

「iカルテ」には、患者様に関する特記事項をメモできる機能があり、診療やサービス向上に役立っています。脳腫瘍の患者様の例も、このメモがきっかけでした。「ORCA」の紹介状管理も活用しています。紹介状は、医療連携の観点からも重要で、必ず返信をしますが、紹介状の数が多いので以前は管理が大変でした。今では漏れる心配もなくなり、職員の負担も減りました。

「ORCA」と「iカルテ」の導入は、当初は新しい仕組みに対するアレルギー反応も若干ありましたが、すぐに受け入れられ、今では医師も職員もすっかり馴染んでいます。

新システムは問題なく稼働していますが、今後は、新しい検査や治療法へ素早く対応していくことはもちろん、現場におけるタブレット端末の活用など、ポータビリティの機能強化も積極的に進めていきたいですね。

\ メーカーから一言 /

いとう眼科様には、2008年より「iカルテ」をご利用いただいておりますが、常々、弊社の進むべき道のヒントとなるご意見を頂戴し、大変感謝しております。

また2014年からは、「ORCA」のサポートもお任せいただき、より深く診療所様に関わらせていただく機会に恵まれております。先生からのご要望にもございましたが、次期バージョンアップでは、タブレットデバイスによる閲覧・入力の開発に、注力している段階でございます。「直観的なシステム」をコンセプトに、今後もより良いご提案ができるよう尽力してまいります。

システムについて
アナログ、デジタルの良いところをそれぞれ活かし、より直観的、よりスムーズなシステムを目指しております。眼科様におきましては、現運用に合わせた内容、また検査機器よりの画像取込み、「ORCA」との連携等、ご提案させていただきます。ご興味がございましたら、一度お問い合わせいただけますよう、お願い致します。



[メーカー]

株式会社京葉電子工業

担当:山崎 龍太郎、中村 良子、前田 昭人
住所:〒134-0088 東京都江戸川区西葛西6-9-12
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担当:伊藤 直治、山口 和浩
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