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Case8

Case8

オールIT化を武器に理想の医療を徹底追求
【電子カルテ】MI電子カルテシステム
冨塚メディカルクリニック

開業時からオールIT化を目指した理由とは?

勤務医時代にいくつかの病院のIT化を担当した経験からIT化の効果については、十分に理解をしていました。ただ、IT化の効果は、使う人とその運用ルールに大きく依存すると思っています。

実際に私が勤務していた病院でも、電子カルテを使わずに紙カルテ運用を行っていた医師がおり、その紙カルテ運用があるために、院内での情報共有がうまくいかないということもありました。

この経験から、私自身が開業するときには、運用とスタッフ導線を決めた上で、システム提供会社と付き合いたいと考えていました。勤務医時代には大手メーカーの製品を利用しいたので、同様のメーカーにも相談しましたが、費用も高額なため、私が目指している高度医療を提供する有床診療所の運用には合わないシステムでした。

そこで、私は勤務医時代に知り合ったサンテックMIの中木社長に相談しました。大手メーカーではないですが、実績豊富で個々のユーザーの要望を受け入れ、柔軟に開発してくれるメーカーです。開業前から相談していたので、スタッフ募集の際には、どのようにITを活用し、院内の導線をどうしたらよいか、それには、どのようなスタッフが必要かというところまで考えることができました。

優秀なスタッフの知恵と工夫が効率化と高度医療の提供を後押し

当診療所では、患者様が多い日でも、少ない日でも、医師は私と非常勤の先生が3名、外来スタッフは20名です。これ以外に入院患者様もいらっしゃるので、この人数でよく回せると言われますが、この電子カルテシステムが無かったら、現在のような運用は不可能だったと思います。

端末台数は、院内で約40台(ノートパソコン含む)でモバイル端末も含めると60台程度でしょうか。端末台数が多ければ良い訳ではありません。システムを使うスタッフ、看護師のみなさんの気配り、工夫や能力が重要なファクターと考えています。

当診療所では、私は3つの診察室を行ったりきたりしています。その運用に合わせて、2名の看護師が、3つの診察室で予診を担当してくれています。例えば、診察室1で予診、診察室2で予診、診察室3で私が診察。診察室3での診察が終わると1または2の予診が終わっているところに私が移動します。その間に診察室3には新しい患者様が案内され予診を開始という流れです。

連絡は、電子カルテのメッセージ機能または口頭で行います。少しの待ち時間があれば、病棟からの依頼がないか確認し、あればその場で指示出しします。また、受付スタッフからも混雑状況の報告が来ますので、状況に応じて対応できます。このように電子カルテの機能を使い、院内のコミュニケーションを図りながら医療を提供しています。院内はすべて無線環境になっているので、病棟看護師はノートパソコンを利用して看護支援システムの記録を確認しながら、相談室で患者様とそのご家族に経過などを報告しています。どんな職種のスタッフもシステムを充分に活用できていると感じています。

高度な利用の提供を通じ社会に貢献患者様に寄り添う医療を実現したい

当診療所は早期発見、早期治療をモットーにしています。そのための設備として、MRI、オーソ社のビトロスを導入し、検査結果については当日わかるようにしています。

そのおかげもあり、癌や動脈瘤の発見率が非常に高いと近隣の医療機関や患者様からもご評価いただいています。初診時に癌を発見し、症状に応じた病院へ紹介状を書き、手術に成功した患者様が多数いらっしゃいます。これは、最新医療機器に加えてその能力を引き出すスタッフの高いスキルと意識の相乗効果だと感じています。

当診療所では、予定していたIT化プランはほぼ完了していますが、今後さらに充実させたいのは、患者様の電子カルテの情報を患者様ご自身と共有することです。例えば、患者様が自分の電子カルテ情報をスマートフォンでチェック、在宅医療の現場でタブレットで電子カルテを見て治療を行うなど、実現すれば、高度医療の充実、患者様サービスの充実は一歩前進すると思います。セキュリティ面の課題が解決すれば、前向きに取り組んでいきたいですね。

\ メーカーから一言 /

当診療所様に電子カルテを導入して早12年になります。患者様の早期診断に弊社のシステムが役立っていると言っていただくことは大変うれ
しく思ってます。昨年は、医事会計をORCAに変更していただきました。併せて弊社のWebシステムをいち早く外来、病棟、透析室に採用していただくなど開発の協力もしていただいています。また、全国の医療機関様から多数の見学をうけていただき、見学された、ほとんどの医療機関様で採用していただき大変感謝しております。

システムについて
紙カルテの代わりをするためだけではなくMI(Medical・Information)電子カルテは、患者様の情報を共有できるように、1社で病棟、検体検査、画像、リハビリ、給食、在宅医療などの部門システムを一括して低価格での提供が可能になっています。今後は、MI病棟電子カルテとして販売いたします。また、迅速検査結果報告は弊社が最も普及を願うところですので、医療機器も含めて最小限のコストで提供いたしますので是非ご相談ください。



[メーカー]

サンテックMI株式会社

担当:中木 英勝、鈴木 明日香
住所:〒323-0822
栃木県小山市駅南町4丁目18番1号
Tel.0285-39-7752 Fax.0285-39-7766
お問い合わせフォーム:
http://www.suntec-sys.co.jp/inquiry/


[代理店]

フィンガルリンク株式会社
担当者:遠藤 浩、兼田 雅史
東京:Tel.03-6802-7145
大阪:Tel.06-6889-5451