佐世保市内はもちろん、市外や離島からご来院される患者様も多い当院。1日の外来患者数は大体200人~300人で、その半数はご高齢者になります。頻回の通院が難しい場合でも、患者様やご家族に安心していただくためには、1人ひとりの症状をしっかりと診察し、今後必要となる検査や治療の方針を明確にご提案することが大切です。
当院では薬物療法と理学療法を併用し、注射やリハビリなどの治療を駆使することで、今ある痛みや痺れが少しでも和らぐように努めています。また、手術も行っており、その件数は開業時と比べ約2倍、中でも人工関節手術は約4倍に増加しており、地域の整形外科としての役割にも変化を感じています。外来診療の待ち時間を短縮化する「診察室の増加」や「オンライン予約」、コロナ禍の感染症対策として取り組んでいた「電話診療」※1など、時代に適した医療体制の構築やICT化を進める中、今回新たに導入することになったのが、医療画像参照用モニター「MediCrysta(メディクリスタ)」でした。
※1 2022年6月現在、電話診療は行っておりません。
当院を引き継いで10年になりますが、それ以前から使われていたレントゲン用モニターが古くなったので替え時でした。Webサイトなどで情報収集して見つけた「MediCrysta」に興味を持ったことが導入のきっかけです。
実際に使ってみると、やはりこれまで使っていたモニターよりも見栄えが良いですし、扱いやすいです。最大のメリットは、視認性の高さにあると思います。3.6MPの高解像度、最大400cd/㎡の高輝度なパネルを採用したディスプレイと、上下左右178°の広視野角ADSパネルの採用によって、どこから見ても色やコントラストがきれいに映し出されます。レントゲン画像などの細かい部分までしっかりと再現されるので、患者様と一緒に画面を確認しながら説明できて便利です。
現在、私の診察室には新しい「MediCrysta」1台と、既存モニター2台(アイ・オー・データ機器社製)の合計3台のモニターを設置し、電子カルテ端末であるパソコンやマウスとも連動させています。既存モニター1台と「MediCrysta」をデュアルディスプレイに設定し、電子カルテとレントゲン画像も連動。MRIの画像を並べて見ることが多いので、画面は横型に設置しました。導入時にシステムエンジニアに明るさ・輝度・色合いなど画面表示を設定してもらって以降、不具合なく使えており、サイズや再現性にも満足しています。
もう1台の既存モニターは、クラーク専用として電子カルテ入力に使っています。確認・承認以外で、私がカルテを入力することはほぼありません。クラークにまかせることで、触診やコミュニケーションに集中することができますし、患者様への対応や診察のスピードも上がっていると思います。
「MediCrysta」は、常勤医師が使う別の診察室にも1台追加しました。入院中の患者様への手術説明や、ご家族への説明にも活用できそうなので、今後は病棟への導入も検討しています。コストパフォーマンスを考えると、積極的に活用していきたいモニターです。
現在、院内のスタッフと病棟や手術のスケジュールを共有するためにホワイトボードを使っていますが、いずれは75インチくらいの大型モニターで管理できるように移行していくことを検討中です。これは、メーカーさんに期待することですが、医療施設には個人情報を含むデータもたくさんあるので、必要な時以外は内容が見えないように、画面表示のオン・オフが即座に切り替えられるモニターがあると助かります。
今後も、当院に合った商品を見つけて、上手く導入・活用していきたいと思います。
増田先生、お忙しい中、ご対応いただきありがと
うございました。今回ご紹介した「MediCrysta」
以外にも、増田整形外科様には当社製の液晶
ディスプレイを数多く導入していただいておりま
す。( 下記写真参考)スタッフの方のパソコンも、リ
ハビリ室の番号表示も当社製品を選んでいただ
き、大変光栄に思います。当社は事務用PCにも
ピッタリの液晶モニターをご用意しておりますの
で、お気軽にお問合せください。