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Case37

Case37

4画面のマルチモニター運用は 一覧性に優れ多くの情報の 可視化を実現!
メディクリスタ「LCD-MCQ271EDB」
大野クリニック

診療環境を整えていくこと

当クリニックは「地域に根ざした内科クリニック」を目指して開業し、四半世紀が経ちました。
一日あたりの患者様の人数は120名~150名くらいで、時間予約と順番予約を併用しています。スタッフは非常勤も入れて25名、クリニックとしては、診療科目も多くスタッフも多い方だと思います。そのため、多職種が連携して診療を行う必要があり、事務長の私の役割はその環境を整えることだと考えています。
特に当クリニックでは、レントゲン、エコー、CTと撮影の検査を数多く行っており、撮影→読影→患者様への結果の通知という流れを、患者様の負担や心配とならないような、効率的な運用を行いたいと考えていました。
現在は、クラウド型PACSを導入しています。読影医に週3回勤務してもらい、より迅速な検査結果の通知が行える体制を整え、自宅では遠隔読影して読影診断レポートを作成してもらっています。

診察室のモニターは2画面ではなく、3画面、4画面を活用

検査結果を医師が確認する方法、患者様に伝える方法にも工夫をしています。
多くの医療機関では、電子カルテ画面と、検査結果閲覧用の2画面での運用が多い印象ですが、当クリニックでは、画面の切り替えや画面内でのシステム切り替えで、患者様の状況を把握しています。さらに、検索を行わずに確認したいという医師、読影医からの希望で、モニターを増やして、患者様の情報をワンクリックで
複数の画面に広げて確認できるようにも設定しました。
確認したい情報がすべて表示されるようになることは診断や診察の効率化につながり、医師からも、患者様からも好評です。
また、最終的な診断は読影用モニターで行いますが、読影用モニターを複数台購入するにはコスト面の問題がありますし、当院の読影用モニターより画像確認しやすいといった良さもあります。
そのため、当クリニックでは、診察当日に検査結果を患者様にお話しする必要がある時には、画像参照用モニター「MediCrysta」でご説明し、後日、読影用モニターで読影した結果を再度患者様にお伝えするという運用をしていま
す。高額の読影用モニターを複数台導入しなくとも、運用を工夫することで、同様の効果を出すことができています。
「MediCrysta」は、3.6MP(2560×1440ピクセル)という高解像度であり、最大400cd/㎡の高輝度パネルを採用したディスプレイで、上下左右178°の広視野角ADSパネルが搭載されており、読影用モニターと比べても機能に大きな差を感じることはないと医師からも評判が良く、参照用モニターとして活躍してくれています。

モニターは情報の可視化にはもってこいのツール

モニターは、診察室以外にも活用しています。紙よりも情報量を多く表示でき、院内のあちこちに掲示する必要もなく、患者様に必要な情報、お伝えしたい情報の【可視化】という観点でとても重要な役割を果たしてくれます。
今は街中でも、デジタルサイネージでお店のメニューなどが表示されていることを考えると、医療の現場でもモニターを活用していく流れは一般化していくと思います。
当クリニックのモニターは、診察室では、医師の診察や患者様への説明に使用し、受付周辺では、患者様への順番通知や必要情報の伝達と、さまざまな情報を可視化してくれています。
特に、アイ・オー・データ機器社のモニターを好んで使っていますが、このような多様な可視化のシーンで、大きさやその機能(タッチパネル、様々な角度からも見やすいモニター)を持ち合わせたモニターのラインナップがあることが理由です。

ICTの活用の第一歩は「良くしたい」ということ

患者様は、体調がすぐれないなか受診されています。待ち時間を短縮し、会計もよりスムーズにできれば早いご帰宅が可能になり、ご負担を減らすことができます。
また、ご自身の症状についてしっかり理解したい方、不安な状態で検査結果を数日待ちたくない患者様もいらっしゃるでしょう。そんな思いを感じたときが、ICT化に一歩踏み出すときではないでしょうか。思考停止の状態に陥るこ
となく、新しいものを取り入れて改善・向上していくためにも、ICTのツールは確実に必要です。人が行っていたことを自動化し、人はもっと価値のあることをする。それが基本だと思います。
私たちがさまざまなことに取り組むことが、周辺の医療機関への良い影響にもなり、地域をより良くしていくことが今後の目標です。

放射線診断専門医 河辺 哲哉 先生

私は週に3回、当クリニックで内科医として勤務し、読影も担当しています。診察室に4台のモニターを置き、4画面を使って診察をしていますが、そのうちの2台が「MediCrysta」です。実際に使用すると、画面がクリアで読影用のモニターと比べても違和感なく利用できるところがいいですね。
また、「MediCrysta」は27型という大きさにもかかわらず、モニターの厚みが薄く軽量なため、設置の自由度が高いです。マルチモニターで診察したいクリニックさんにはおすすめです。
以前、違うメーカーのモニターをばらばらに利用していましたが、設定項目や基礎値が違ったり、解像度に不具合が出ることがあるので、複数のモニターを同一メーカーのものにすることをおすすめします。使用している2面の「MediCrysta」は、設定を同じにしているためストレスなく診察できるようになりました。

\ メーカーから一言 /

大野クリニック様は、MediCrystaのほか小型のモバイルディスプレイや高さ調整が簡単にできるフリースタイルスタンドモデルなど、院内に多くの弊社商品を採用いただいていました。今後も、大野クリニック様の目指す診療環境のお役に立てるようさまざまなラインナップを取り揃えて参りたいと思います。



[メーカー]

株式会社アイ・オー・データ機器

住所:〒920-8512 石川県金沢市桜田町3-10
Tel.076-260-3625 Fax.076-260-3631
https://www.iodata.jp/
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